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前回の続きです。
http://sekigames.gg-blog.com/Entry/253/  ・・・ 「たんとくおーれ」 、 「くにとりっ!」 、 「ばるば☆ろっさ」 )
http://sekigames.gg-blog.com/Entry/256/・・・ 「アセンション」 、 「七つの島」 、 「ハートオブクラウン」 )
http://sekigames.gg-blog.com/Entry/257/ ・・・ 「クォーリアーズ」 、 「エミネントドメイン」 、 「カルドロン」)
http://sekigames.gg-blog.com/Entry/261/ ・・・ 「ルーンエイジ」 、 「COMPANY」 、 「INKLUDE」)
http://sekigames.gg-blog.com/Entry/264/ ・・・ 番外「メガミリオン」 、 「PIRATES LIBERT」 )

属に言う ドミニオンクローン(ドミニオンライク)のゲームの ゲームシステム面を中心にまとめてみました。


(ゲーム内容を中心にレビューするため 
カードデザインが全く同じ「東方祀爭録」「ニトロドミニオン」のような ドミニオンキャラクターズは取り上げません)

(ゲームの用語は全て ドミニオン用語を使います。 アクションとか、購入とか)

(可能な限り取り上げたいですが、もちろん、全部のゲームを遊べているわけではないです。
と言うか、遊ぶ機会欲しいです)



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●デックビルド・ガンダム

デックビルドガンダム

まさかの、ガンダムによるデッキ構築型ゲーム
これが発表された時は驚かされました。


ガンダムドミニオン

ガンダムドミニオン

お金    = エネルギー (熱・光・核)
勝利点   = 領土  (資源衛星・軍事施設・コロニー)
アクション = 作戦や、モビルスーツ

と置き換えてますが、基本は普通のデッキ構築型ゲームです。



・特徴「パートナーカード」

ガンダムドミニオン


1枚制限・早い物勝ちの 専属メイドですね。
パートナーに応じて、毎ターン 何らかの効果をもたらしてくれます。
(シャアの場合 毎ターン +1アクション、+1購入、+1金)


また、ガンダムらしく パートナーにモビルスーツを搭乗させる事ができます
これが、このゲームの独自な点

デックビルドガンダム

MSのカードを購入する際、デッキに入れるのではなく パートナーに搭乗させる を選ぶ事ができ
例えば、ガンダムを搭乗させると ”毎ターン+1アクション
と言う感じで、パートナーカードを強化できるのが ならではの面白さです。



・特徴 「パートナーの勝利点効果

実は地味ながら 勝敗に大きく影響与える要素として これがあります。
各パートナーは、勝利点効果を持つのですが

例えば
アムロ: お金5枚につき、3VP
ブライト勝利点5枚につき、3VP
シャア: アクションカード5枚につき、3VP

と言う感じ
ゲーム終了時にこれらが加わります。

パートナーを手に入れた時点で、ある程度 どんなデッキを作れば良いか考えていかないといけません。


パートナー能力は強い代わりに、勝利点効果は使いづらかったりその逆だったりと、カードデザインはいろいろ考えられそうですが 
デッキの方向性をパートナーに強制されるのは 一長一短なゲームデザインだと言う印象を受けました。




・特徴「月・地球」

このゲームは、属州である”コロニー”以上のカードがあります。

デックビルドガンダム

それが、””(18金で 18点) ”地球”(22金で 24点)
すさまじい金額ですね

このゲームは 属州切れ以外に 追加の終了条件があり それが月・地球切れでのゲーム終了
月・地球を購入するためには それだけのための専用デッキを作る必要がありますが それだけに、勝負を決めるだけの力があります。


実際 月・地球デッキを作っているときは楽しかったし なかなか魅力のあるゲームデザインです。
反面、勝利を2軸用意した事により 別々のゲームを遊んでいる感が生まれる所でもあり そこが注意点ですね。
Age of Empire で、戦争している中 民族の象徴を建てて勝つような感じ)


・まとめ

このゲーム、せっかくのガンダム版権ですが 単にデッキ構築型ゲームにガンダムを当てはめただけな感じがするのが勿体ないところです。

連邦・ジオンなどカードがあるのに ゲーム的には特に何もないところ とか


しかし、このゲームですが どうやら完全受注生産らしく
今から新品を入手するのは不可能 と言うことで、何気に貴重なゲームらしかったりします。




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●サンダーストーン

サンダーストーン

剣と魔法的な世界で パーティーを育てモンスターを倒し 魔法石サンダーストーンを手に入れると言う そんなデッキ構築型ゲームです。
なかなか大型で、本格的なゲーム

サンダーストーン

冒険者武器・魔法カードを購入しデッキを強化し モンスターを倒して勝利点を集め 終盤に出てくるサンダーストーンを誰かが手に入れるとゲーム終了 一番勝利点を稼いだプレイヤーの勝利。

ドミニオンに比べると、ゲームの要素は増えていて 良い意味でかなりゲームをアレンジしたな と言う感じの印象です。



・特徴  「各カードのパラメータ

カードは 大きく”英雄カード”、”武器カード”、”魔法カード”に分かれます。


サンダーストーン
英雄カード”には、戦闘力・レベル・装備できる武器の重さ・(お金)・(明かり)・獲得コスト・レベルアップに必要な経験値

サンダーストーン
武器カード”には、戦闘力・重さ・(お金)・(明かり)・獲得コスト

と言うようなパラメータがあります。
(”魔法カード”は、その効果だけ)

慣れるまでは、多くて複雑に感じるかも知れません。


戦闘する際は、各英雄に一つだけ武器を装備させる事ができ
ここで、重さと言うパラメーターが重要で 戦士系キャラは重い武器を装備できるとか、魔法使い系キャラは 特殊能力がある代わりに 重い武器は装備できないとか

カードを購入する際、どの英雄を購入して どの武器を購入するか?
武器と英雄のバランスは? 
など
(武器ばかり買っても 装備する英雄がいないと意味ないし)

なんか、RPGのパーティーを構成している感じがして 楽しいです。



・特徴  「各ターンの選択肢

カードを6枚ドロー!
そこから このターンは何をするか? 3つの選択肢があります。


→ 1.村へ行き カードを購入する

お金を使い、”英雄カード”や”武器カード”などを購入し デッキを強化します。


→ 2.ダンジョンへ行き モンスターを退治する。

手札の”英雄カード” ”武器カード”などを使用し モンスターの戦闘力以上の戦闘力を出せたら そのモンスターを退治できます。

勝利点を得るための行動。

戦闘には明かりの要素があったり、勝利点とは別に 経験値を得れたりできます。 (後述)


→ 3.特にやるべき事がないので 休息する

手札にあるカードを1枚 廃棄できます。
(圧縮とか ”病気カード(呪い)”が 手札に来たとき なんかに)



そのターン 手札の状態に応じて行動が決められるのが良いですね。
どうしようもないターンは、ゲームルールとして カード廃棄ができるのが 面白いな と思いました。



戦闘と明かり

戦闘を行う際は、ダンジョンにいるモンスターのどれか好きなものと戦えます。

手札を全て使って、戦闘力の合計が 相手モンスターより上なら勝利。


ここで重要なのは 明かりのパラメーター
ダンジョンは暗いです。 奥に行けば行くほど 更に暗くなります。
戦闘の際 十分な明かりが無い場合 追加分の戦闘力が必要です。

サンダーストーン
サンダーストーン


たいまつや、ランタンなど 明かりがでるカードを準備するも良し
明かりなんて気にせず、どんどん戦闘力を高めていくも良し です。



経験値とレベルアップ

モンスターを倒すと 経験値が手に入ります。

そして、経験値を消費して英雄カードをレベルアップする事ができます。


サンダーストーン

各英雄カードにはレベルが1~3まであり 一つ上にレベルのカードと交換します。
それにより、どんどんデッキを強化可能


サンダーストーン

また、ドミニオンにおける銅貨的な そんなに強くないカード ”民兵”もレベルアップして レベル1の英雄と交換する事もでき
こんな感じで レベルアップで、デッキ圧縮できるのは 面白いと思いました。



・まとめ

ファンタジーの戦闘物を表現すると言うテーマらしい ならではのルールが多いですね

また、このゲームの特徴として サプライに置かれるカード以外に 戦うモンスターの種族も毎ゲーム変わり 種族に応じて戦略が変わったりします。

(スライムは武器攻撃に強い、ドラゴンは低級な物でも 本当に強い とか)

このように、ドミニオンがベースにありつつも 大胆にゲームシステムを変えていて オリジナリティに溢れていると思います。
その代わり、ゲームのプレイ時間は長め
腰を据えて じっくり遊べるゲームですね。

拡張も4つ出ていて まだまだ広がっていきそうです。




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●リトルバスターズ どたばたランキングバトル

リトバスドミニオン

これまたアークライトのデッキ構築ゲームです。

リトルバスターズ」の作中のランキングバトルを題材に みんなでワイワイ楽しみましょう がコンセプトです。

リトバスドミニオン

このゲーム、対象が版権ファン向けなのか ゲームもライトな仕上がりになっています。
と言うか、厳密なプレイをしようと思っても ランダムの影響が大きすぎて不向き。


肩の力を抜いて、軽く楽しもうと思った時にはぴったりなプレイ感覚になっています。

(特集記事はこちらにも
http://sekigames.gg-blog.com/Entry/155/ )




・ランキングバトル

各プレイヤーはランキング1位~5位に割り当てられ 各プレイヤーはより良いランキングを目指しバトルを繰り返します。

リトバスドミニオン

ランキングが下のプレイヤーが、上のプレイヤーにバトルで勝利した場合 ランキングが交換されます。
かつ 戦闘に勝利すると勝利点が得られ 勝利点を10点稼ぎつつランキング1位であったなら場合 ゲームに勝利できます

バトルは頻繁に行われ、順位もコロコロと変わっていき その中で、如何に勝利をもぎ取るか?
そんな感じのプレイになります。


また 各ランキングには特典があり

1位 毎ターン 1ドロー
2位 手札からキャラクターカードを1枚除外できる
3位 戦闘力+1
4位 戦闘力+2、かつ より勝利点を持っている相手に勝利した時 勝利点2点獲得
5位 毎ターン 1ドロー


上位ランキングでは、そのランキングに居続ければ嬉しい特典が
下位ランキングでは、戦闘に有利な特典が得られ

このあたりは面白いな と感じました。



・バトル!

いざバトル!

お互いのプレイヤーが指名したアタッカー同士でバトルします。
単純に戦闘力を比べあうだけですが ここで問題なのは 武器ガードをお互いめくり使用すること

リトバスドミニオン


なのですが、マイナスの武器があまりにも多く・・・

うなぎパイ (戦闘力ー5)とか

良くて
ヴェルカ&ストレルカ (戦闘力ー2 クドが使用する時のみ+9)
サイバーヨーヨー   (戦闘力ー2 美魚が使用するときのみ+8)

キャラクター限定の武器カードばかり


mp3プレイヤー(戦闘力±0)が、かなりマシに見えてしまうラインナップです。


いくらデッキを構築しても、ハズレを引いた方が負ける と言う、なかなか大ざっぱバランスで
このあたりが厳密にプレイしても無駄になる所以

この点を見て、ライトゲームとして楽しめるかどうかで このゲームの評価が変わるでしょうね



・イベントカード

キャラクターカード以外にイベントカードが買えます。

リトバスドミニオン

これを購入すると、自分の前に置かれ 以後 そのイベントカードの条件を達成するたび その効果を受けられます。

猫の世話”  条件:鈴を使用       効果:お金を廃棄して その2倍の疑似コインを出す
美魚と美鳥” 条件:美魚を2枚使用   効果:コスト5以下のキャラクターカード取得
託す想い”  条件:理樹と真人を使用  効果:理樹と真人の戦闘力は6

などなど


キャラクターの個性化と、デッキの方針決定に影響を与えつつ
プレイヤーの前に置かれ続ける と言うのが特徴なゲームデザインですね



リトルバスターズ勝利

イベントカードで異彩を放っているのはコレ

リトバスドミニオン

リトルバスターズ!” 条件:理樹とキャラクター4種類を使用 効果:勝利点を5点得る


これ、条件は簡単そうに見えて なかなか難易度高いです。
前準備に時間がかかりつつ、カードドローと+アクションを揃わないとできないため

その見返りに勝利点5点なので ロマンありますよね


ガンダムドミニオンの月・地球と違って、リトルバスターズ!を発動しても そのまま勝利できるわけではなく
ランキング1位にならないといけないのが肝で


→ 通常のバトルもちゃんとこなさないといけない と言う点で
 一人だけ別ゲームを遊んでいる感覚にならないのは利点だと思いました。



・まとめ

ランダムの影響が大きいゲーム性の好き嫌いは大きそうですね
個人的には好き。


もう一つの欠点としては、デッキを構築する要素は薄いかな と言う所

それにしても、アークライトは これでデッキ構築型ゲームは4作目になります。
今までのノウハウの蓄積による物か、かなりゲームデザイン的には洗練されてきたな と言う印象を受けたりしました。




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こんな感じで3作の紹介でした。

サンダーストーン”のような大作ゲームや
ガンダムドミニオン”、”リトバスドミニオン”のような版権ゲームが出てきたあたりで
デッキ構築型ゲームに多様性が出てきたなー と感じがしました。


しかし、各ゲーム ただの真似ではなく、なんらかの独自要素を打ち出してるのが やはり良いですね。


最後に、ガンダムドミニオンより アタックカードを1枚紹介。

ガンダムドミニオン

コロニー落とし
+2金
各対戦相手は、デッキの上から2枚めくり その中に勝利点カードがあった場合
あなたが1枚それを選び 廃棄する。



原作通りとは言え、かなりひどいカードだと思います。
コレ

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