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フリーゲームのRPG  「魔王物語物語
http://members.jcom.home.ne.jp/wtetsu/maou/

その感想です。

システム紹介については ↓ 
http://sekigames.gg-blog.com/Entry/107/  )
(ゲームの感想 については ↓
http://sekigames.gg-blog.com/Entry/111/ )
(番外 同人誌 「魔王物語物語のつくりかた」については
http://sekigames.gg-blog.com/Entry/115/ )



あ、ちなみに 基本的に 攻略情報無しでプレイしました。

今回はネタバレ気味なので、遊ぶ予定の方は 後半見ない方が吉です。

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●とにかく殺してくるゲームです。

このゲームの最大の特徴は プレイヤーを殺してくること

僕も 55回、ゲームオーバーになりました。
ゲームオーバーになると、所持金半分で復活 なんてヌルい事は無く
セーブした所まで やり直しです

1時間遊んでいたとしても、ゲームオーバーになれば その時間は無駄になります!

魔王物語物語










ここで、”ゲームの難しさ”と”面白さ”について書こうと思っていたのですが
CEDEC 「デモンズソウルのゲームデザイン」で、見事に解説されていたので ちょっとしょんぼりしました。
http://sekigames.gg-blog.com/Entry/36/


ゲームの難易度が高い方が、
ゲームを乗り越えた時の達成感を高い と言う所ですね。

かつ、ゲームオーバーになっても 挫けずにゲームを続けてもらう作りが 如何に出来ているか? と言う点も重要です。



プレイヤーを殺してくる「魔王物語物語」ですが、
意外と ゲームオーバーになる事はありませんでした

それはひとえに、殺されるのは 以下の2パターンだからです


・プレイヤーに過失があった時、殺される

→ 調子に乗って、勝てる数以上の敵とエンカウントした
→ 調子に乗って、勝てそうにない敵に挑んだり、勝てそうにないエリアに行った

つまり、殺される事に 納得感があります。



・制作者が意図的に仕掛けた場所で殺される

これは、ちゃんと気をつければ 2度目は殺されないです。
初見で殺されるのは、まぁ そう言う物と言うか・・・ 諦めましょう。

しかし、プレイヤーとしては 「うわっ、やられた!」と言う強烈な思い出が残るので幸せです。
(制作者に対する信頼感が失われる と言う諸刃の刃的な危険性もありますが)

ちなみに、こんな殺し方をする時は セーブポイントが近かったりと リカバリーしやすい事が多いので親切?





人と言うのは、ネガティブな印象を強烈に覚えてしまう物ですので

実際にはあまり殺されていないに関わらず
魔王物語物語」 = 「殺されるゲーム
と言うイメージを、 うまくユーザーに与えてるのは きっと狙いであり、うまいと思いました。


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●思い出に残っている 殺され方


・殺人ネズミ

なんか、こんな所に ネズミ(最弱モンスター)がいるぞ
・・・この時期では勝てないような、とても強いネズミでした

→ 殺された  orz

このゲームを遊んだ人にとっては
殺人ネズミに殺された?」 → 「もちろん!
のやり取りが合言葉になる事請け合いです。

(基本は、無視して進めばいいです)



・イカ

水中に潜ると、30秒だけ息ができます。

ある 水に浸かった地下通路を進むシーンで・・・

息がやばい! おっ、あそこに息継ぎポイントがあるぞ!!

→ 息継ぎポイントには、強い敵(イカ)が待ち構えていました。
→ 殺された  orz

この瞬間、制作者の狙い通りにハマった気がして悔しかったです




・黄金の小石

お店で売っている、”とても高い商品”を買うために、30分ほど お金を稼ぐプレイ

→ 頑張って 買えたぞ!
セーブする前に 試しに使ってみよう!

殺された  orz

町では殺されない と言う暗黙の約束を 破ってきたのです
この瞬間、僕は 制作者の事を信じられなくなりました
(僕の30分を返して・・・)

(ちなみに、この”高い商品” と言うのは
使用すると試練が与えられ、成功すると 強力なアイテム入手 、失敗するとゲームオーバーと言う物です。 )



・I can fly!!

崖の前にて

魔王物語物語






押すなよ! 押すなよ!
って言われたら、押したくなるのが 人の性です。




・ファンタジー

なんか、ちっこい 弱そうな敵がいるぞ!

→ orz




こんな感じで殺されまくりました
制作者の狙った お手本通りに殺されたかも・・・

それでも めげずに最後までやりました。
めげずに遊べた と言うのは、それだけ うまく作られているんだと思います。


そもそも、こんな記事を書かせている時点
作者の狙いは 見事に成功していると思います。


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おまけ

ゲーム中に いつでも見ることのできる ”全滅記録

魔王物語物語







こんなのがある時点で、作者は 確信犯だ と言う事がわかりました。
 

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「魔王物語物語」
http://members.jcom.home.ne.jp/wtetsu/maou/

RPGのフリーゲームです。

魔王物語物語








普段から、戦闘の面白いRPGは何だろう?
と考えていましたが、一つの答えが ここにありました。


なかなか やり込んじゃいましたよ

(プレイ時間 27時間
全滅回数 55回



前情報無しで遊んでみました

タイトル的にも、シナリオで遊ばすゲームとばかり思っていましたが
開けてびっくり ひたすら戦闘を遊ばせるゲームでした

以下、システムの紹介です。


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●おもしろエンカウントシステム

名前はアレですが・・・
このゲームの根幹をなす ゲームシステムです。



・基本は シンボルエンカウント
 フィールド上をうろついているモンスターに近付くと戦闘です。

魔王物語物語







 本来なら、ここでいきなり戦闘開始! ですが
 このゲームでは、戦闘開始まで 数秒の猶予時間があります
その間、移動可能  敵も移動しています)

 そして、その猶予時間中に 他のモンスターに近付いてしまうと そのモンスターも一緒になって襲ってきます




・このゲーム、基本難易度が高いので
1匹相手だったら勝てるけど 、2匹以上に襲われたら勝てない なんて言うのもザラです


結果、エンカウントが開始してから 戦闘開始 までが凄い熱いゲームでした。
(他の敵とエンカウントしないように 逃げ回ったりとか)




・複数エンカウントにも 利点が

すると、複数の敵とエンカウントするのは損か? と言うと、そうでもありません

敵とエンカウントした場合、その場所に敵が現れます。

攻撃した時に 近くの敵を巻き込んでダメージが与えられるシステムがあり
敵をうまく同じ場所にエンカウントして
必殺技でまとめて殺す と言う戦法もできます。

魔王物語物語








ただし、エンカウントに失敗して 一匹は右で、もう一匹は左でエンカウントしてしまうと死ねます。
(この辺りは、アクションの腕)

魔王物語物語











・更に 複数エンカウントには 利点が

複数エンカウントして勝利した場合
経験値と、アイテムドロップ率にボーナスが入ります。

これはニクイ!
ちょっとくらいなら無理して、たくさんエンカウントしたくなりますね
(そして、調子載りすぎて死ぬと)




・逃げるのコマンドが無い

逃げれませんので、エンカウントミスって フルボッコされる場合は
潔くゲームオーバーになってください



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●ビンの数だけしか回復アイテム持てないシステム

これまた、名前はアレですが・・・

HPとMPのリソース管理が とても熱いゲームでした。


・回復アイテム、回復魔法 など無い
(厳密には例外はありますが)

このゲーム、回復手段が かなり限られます


ゲーム中、ビンを手にいれられ 回復の泉から「HP回復薬」「MP回復薬」を入れることができます。

魔王物語物語





冒険中は、それ以外の回復アイテムはありません!!

本当に少ないので、無駄遣いできません



・自然回復

もう一つの回復手段は 戦闘終了後の自然回復

戦闘終了後、フィールド移動中に HPとMPが じわじわと(ちょっとだけ)回復します。
回復したい場合は、戦闘は終わってから アクションゲーム的に敵シンボルから逃げ回る事になります。


また、これにより おもしろエンカウントシステムの「何匹の敵とエンカウントするか?」が、面白さとしてリンクしました。


例) HP50 のキャラクター
   敵1匹を倒すのに、10のダメージを受け
   戦闘終了後、HPが5 自然回復する

とします。

1匹ずつ倒した場合

50
→ 40(1匹目) → 45(自然回復)
→ 35(2匹目) → 40(自然回復)
→ 30(3匹目) → 35(自然回復)
→ ・・・ → 5(8匹目)

と、8匹倒せます


これが、2匹ずつ倒した場合

50
→ 30(2匹目) → 35(自然回復)
→ 15(4匹目) → 20(自然回復)
→ 死ぬ

と、4匹しか倒せません



このように、二つのゲームシステムが、見事にリンクしていて 面白かったです。



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●なんでも装備システム

名前は(以下略)


各キャラには武器と防具の他に 3つ、なんでも装備枠があります

ゲーム中の全てのアイテムは、ここで装備できます。

魔王物語物語







装備するアイテムによって、上がるパラメーターはアイテムによって違いますし
アイテムによっては、使える技が増えたり、特殊能力が付いたりします。


組み合わせによって、攻撃力特化や、防御特化必殺技特化など いろいろカスタマイズできます。


と言うか
レベルアップで上がるパラメータ』 <<<<< 『装備のパラメータ』ですので
うまく活用しないと 攻略できません。


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他にも、

料理システム
家具のようなものシステム


などありますが、割愛


システム紹介はこんな感じで

ゲームシステムがうまく噛み合い、ひたすら飽きずに戦闘をし続けられるゲームでした。


ゲームの感想については、別記します。
http://sekigames.gg-blog.com/Entry/110/
http://sekigames.gg-blog.com/Entry/111/

同人誌「魔王物語物語のつくりかた」 については、こちら
http://sekigames.gg-blog.com/Entry/115/

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一部の層には なぜか知名度だけはある
水木しげるの妖怪写真館

しかし、ハードが ネオジオポケット なだけに、遊んだ人は かなり稀だと言う・・・


しかし、このゲームは 評判通り 名作でした。

妖怪写真館










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このゲームは カメラを持ち、妖怪の写真を撮るゲームです。


ストーリー的な目的は、特別な妖怪の写真を撮る事ですが

正直、ストーリーなんて ポケモンにおけるそれと同じで飾りです。



このゲームの真の目的は 120匹の妖怪の写真を全て取る事!
しかも、ベストショットで!!



以下、このゲームは ここが面白い について

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1. 妖怪を探すのが面白い!!


このゲーム

舞台は そのまんま、日本です。
そして、その土地に応じた妖怪が出ます。


また、各地の図書館で調べると
「東北地方の昼間には、この妖怪が」
「この地方の、この場所には この妖怪が」

など、妖怪情報がいろいろ手に入りますので それを頼りに、レアな妖怪の生息地を探します。


それ以外にも、町に生息する妖怪 や
船に乗っていると現れる妖怪
宿屋に泊ると現れる妖怪 など

いろんな所にレアな妖怪が隠れています。


120匹 全部探すだけでも楽しい




2. 撮影するのが面白い

妖怪の生息地を見つけたら 次は その妖怪を撮影します。


撮影モードは、いわば FPSの狙撃画面に近いですが
カメラの照準を定め 妖怪の中心に向けて、シャッターを押します。


すぐにシャッターを切らず、じっと妖怪に照準を合わせると
合わせている時間だけ より良い写真が撮れます。


撮れる写真の質は、
”照準がより 妖怪の中心付近か?”
”照準を一定時間 妖怪に合わせたか?”

で、決まります。


もちろん、妖怪はじっとしませんし
妖怪によって、その動きは 個性的にまちまちです。 
撮影シーンは、それだけ面白かったです。


しかも、写真を撮っても 写真屋で現像しないと、どんな写真が撮れたかわからないので ドキドキします。

そして、そんな中 ベストショットを撮れると かなり感動するんですよね


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と言う事で、隠れた名作

水木しげるの妖怪写真館」でした。

妖怪の絵のクオリティもかなり高かったので
資料としても十分使えました!



マイナーゲーム機ですけど
良いゲームは眠っている物です。



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プロフィール
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せっき~
性別:
男性
職業:
ゲームプログラマ
自己紹介:
古いパソゲー、ボードゲーム、カードゲームを熱狂的に遊んでいます。


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