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これは、2010年9月19日 に行われた doujin24 のイベントの記事です。


doujin24 の、企画の一つ
かにらじ 生放送より


プロのライトノベル作家でありながら
一人で1からノベルゲームを作られた  七月隆文さんのインタビューです。


第3回 IGDA日本 同人・インディーゲーム部会
ライトノベル作家が体験した、ノベルゲーム制作方法

も、合わせてご覧ください。

http://sekigames.gg-blog.com/Entry/141/



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●同人ゲーム制作について


・なぜ、ノベルゲームを作ったのか?

元々 「月姫」「ひぐらし」が大好きだった。

→ これらのゲームが 大きく印象に残っていたのは、少ない人数で作られたゲームだからでは無いか?

→ 自分でもできるんじゃないか と思い立った
  (元々 趣味で、音楽・絵を作っていた。)

→ そんな事をやっている人もあまり居ないし、面白そうなんじゃないか?


→ 意地で ほぼ全部 一人で作りました。
 (一部の写真素材、SE、NScript本体 を除く)


→ スタッフロールが すごい事になりました。

  (シナリオ、彩色、原画   ずらーと流れてから、最後に 七月隆文)




・本業のノベル 年4冊かけるのを3冊にして、ノベルゲームを作った体制について

ノベル 1冊を執筆後、次の1冊の執筆を始めるまでに 一か月時間を作り
そこで、シナリオを1本書く を続けた。

→ 制作は開始は2006年 3年半 かけて行った。
 (本業ノベルの 大体4冊分くらいの作業期間だったのではないか)

 (文庫本 5冊分、1MBのシナリオ)



・ユーザーの反響?

シナリオ 良かったです。
音楽も 良かったです。

絵は ダメですね。  (曰く 「自分も そう思います」)




・体験版は危険

→ やっちゃった気になって、モチベーションが かなり下がった

→ その持ち直しに苦労した。
→ 歯をくいしばって、なんとか作り上げました。



・なぜ、そんなリスクがあるのに 体験版を出したのか?

→ 一人で作っていたので、そんなリスクがある事を知らなかった。

→ 次、制作して 体験版を出すなら かなりメドが立った状態にならないと 出さないだろう



・体験版を出して、ユーザーからのフィードバックを活かしましたか?

→ 主にシステム面で活かしました。
  (ウィンドウを消せるように など、これらの意見は有難かった)

→ シナリオ面については、あまり参考にしなかった。




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●小説と、ノベルゲームの違い


・ラノベと ノベルゲームの違いはありますか?

ノベルゲームは 絵と音が付いている

→ 情景描写が必要ない


立ち絵の変化で表情の変化が伝わるので、それを念頭に置いた書き方になる。

→ 一切 セリフを出さずに、表情変化だけで 何かを伝える事も可能



せっかく 絵と音があるので、それを活かす作りになったのが 作っていて一番楽しかった


間の取り方が、一番 小説と違った。




・ラノベは 一つの作品を、第1巻、第2巻 と分割リリースするのに対し
ゲームは 一つのパッケージで全て入れる事になり、その違いについて何かあるか?



元々、ノベルゲームも ユーザーとして遊んでいたので 順応できた。

→ むしろ、小説との違いとして 楽しめた。
 (小説ばかりだと、飽きてしまう)


3行ADV方式にしたのも それが理由
 (全く文体が変わる事になるので、新鮮で楽しめた)

→→ 3行ADV方式の利点は、同じキャラのセリフを立て続けに出せるのが良かった。





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●同人ゲーム制作をして 一番感じたこと

ゲーム作りは 本当に面白い!



・一番印象に残ったところ

タイトル画面が出た瞬間

「うわっ、ゲームだ!!!」 と感動した。



・最後に  同人ゲームをまた作りたいですか?

→ はい、作りたいです。

→→ ADVが良いですね。
   ノベルゲームは、小説と やる事が一緒なので




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●おまけ、質疑応答 など

・ラノベの絵師の頼み方?

編集や、作家によって ケースバイケース

→ 作家に希望を聞いて ある程度は叶えてくれる。


よくあるパターンは、「どんな感じか?」を作家に聞き
編集が、絵師のリストを作ってくれる



・七月さん が、絵師に みけおうさんを起用したのは?

→ 担当が 2択で出してきて、選んだのが みけおうさん だった。






・七月隆文さんの経歴

実は 美大卒です。


全国初の 漫画学科
(当時で言う漫画は 新聞などに書かれる風刺画などだった。
教授も 漫画が大嫌いな人達ばかり → ダマされた!)


子供の頃 → 漫画家になりたい
中学の頃 → 小説家もやりたい。  両方やりたい。
美大   → 絵はダメなので、小説家になろう


久しぶりに、今回の制作で 絵を描いてみた。
→ 描いてみたら、「絵は下手ですね」と言われた。
→ やっはり、絵の才能ないなぁ~
 

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