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幻影都市


 

イリュージョンシティ」と読みます。 (1992年

ジャンルは ”サイバーパンク超伝奇RPG


近未来の退廃的な香港を舞台とした RPGです。
(ブレードランナーな世界 と言えば、わかる人はわかる)


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●世界観

舞台となる香港は、”SIVA”と言う企業が統治されており
新興宗教 ”魔天教”が 流行っている。
(SIVA = 魔天教)

魔天教は 頂点に ”魔天王
その下に、”魔天八部衆


そいつら相手に、主人公が正義のため テロ活動を行っていくようなお話です。

主人公は ”天人(テイェンレン)”と言う名の 銃片手に対魔掃討業ダイバーをしている コートが良く似合うナイスガイ




このゲーム 素晴らしいのは その世界観。 



ドット絵は、今見ても遜色ない 最高峰のクオリティ

背景の描き込みも凄ければ、BGMも凄い
住民のセリフも 退廃的な世界を良く出しています。
(クスリの話や、刹那的に快楽に興じたり、気がおかしくなっているような怪しい話とか)


家庭用ゲーム機では出会えないような アダルティーな世界観に どっぷり入り込めます。



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幻影都市と言えば!!



●操演システム

イベント中、ドット絵達が アニメーションしながら演技してくれます。

↓のように~


今となっては、当り前の演出ですが
当時としては、キャラクターがイベント中に動く と言うのは、とても画期的な演出だったのですよ!


パッケージ裏には 『キャラクタ演出革命!』 と書かれていました。





●ザッピング演出

これも ”当時としては”画期的な演出でした。
イベントの合間合間で、敵側のイベントが挿入されます。

それ以前のゲームでは、基本 主人公視点で語られるイベントばかりでしたので
敵側キャラクターにスポットを当てる と言うのは、とても画期的だったらしいです。

 

当時の雑誌に、そう書いてありました。





●VRシステム Ver2.5 搭載!

マイクロキャビンのゲームでは、いつもこれを謳っていました。
ゲーム画面を描画する一連のシステムです。

このシステムのお陰で 以下の事ができるようになったらしいです。 
 

 

 ・より奥行きのある背景表現を可能とした、多重スクロールのサポート。
 ・同一マップ内でのクロスする通路などの高度な表現のサポート。
 ・XaKの第一作目と比べ約4倍ものグラフィック・パーツが使用出来る為、細かなマップ表現が可能。
 ・VRシステムの特徴である立体的なマップ構成のサポート。


ユーザーにとっては、どうでも良いような内部プログラムを 一番のウリ文句にしているのが ええ感じで、当時です

ちなみに、当時の せっきーは 説明書の「VRシステムって こんなに凄いんだ!」記事を読みながら 激しく感動していました。

説明書で、内部プログラムの自慢にページを割いているのも ええ感じで当時です。





●男同士のからみ

これは書かざるを得ない・・・

アダルティーな世界観を引き立たせる 印象的なイベントがありました。

それは 衝撃の男同士のベットシーン
一番初めに出てくるボスキャラが、ドット絵で 濃密にやらかしてくれます


お陰で、ユーザーの間で 幻影都市と言えば会話で 真っ先に出てくるシーンとなっちゃいました。

それは言いとして、パッケージ裏に そのシーンをデカデカと載せているのは どうかと思いました。

 





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●いろいろ感想

ゲームとしては、世界観・シナリオメインであり ゲームシステムなどは かなりオーソドックスです。




●宝箱のアイテムが油断できない

ダンジョン中は、宝箱からいろいろ 手に入れるだけでマイナスなアイテムが手に入ります。

手に入れた瞬間、HPやMPが みるみる減っていくアイテム なんかは わかりやすく
その場で捨ててしまえば良いですが


やっかいなのは、装備品系アイテム

ちょくちょく、マイナス装備品が入ってます。
しかも、装備して 実際戦闘中に 「これってマイナスアイテムじゃね?」と気付かないといけないので大変です。

いきなり混乱しはじめたり戦力が激減する剣や、攻撃した相手を回復させてしまう剣 など
こいつら、「神風バンド」「雷々剣」「仏心剣」とか それっぽい名前が付いているので やっかいです


逆に「女王様のブーツ」なんて 怪しい名前の装備品が 実は最強の防具だったりするので
全然油断できません。





●鬼畜すぎるラスボス戦

久しぶりに、こいつは 半端ね~~~ と叫んでしまいました。

こいつの激闘振りは 後日まとめてみます。





●変人すぎる登場人物達

敵味方 変人だらけです。

 いきなり オトコ同士のベッドシーンをやっちゃうボスを筆頭に

 ・人間をサイボーグに改造するのが趣味の武器屋
 ・美形で 裏でいろいろ企んでいて なにかやりそうだったと期待させといて、女に騙されて ほとんど何もせずに死んだ中ボス
 ・屈強な機械を操る仮面のボス。 その中身は、実は幼女
 (幼女補正で、八部衆殺しまくっていたのに この子だけ保護した)

などなど
↓に ええ感じでまとめられています。
http://www.geocities.jp/renaultsp5gt_t/ilusion/jiten.htm

シナリオ主体だけあって、キャラクターの描き方が とてもウマいですね




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最後に


オープニングデモは神です。

もし良かったら どうぞ


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