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これは、2010年9月19日 に行われた doujin24 セミナーの記事です。


doujin24 セミナー部での講演です。

「「ノベルゲーム」の行方」


同人サークル 「イヌビト」さんより講演
http://inubito.dip.jp/



はじめに注意点

この講演では、問題定義を行います。
→ しかし、30分では まず収められません。

→ ここでは、問題定義・講演者の一つの解答を話します。

→→ ノベルゲームについて、考える機会・材料として 捉えてもられば と思います。



テーマは「ノベルゲームは 時代遅れである」事

批判が恐ろしいですが、あえて極端な意見を提示します。

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●ゲームとして・・・


・今の時代の 主流は「コミュニケーション」である。

→ ソーシャルゲーム (サンシャイン牧場)
→→ ビジュアル、ゲーム性は二の次

→ ドラクエ9 の、すれ違い通信

→ モンスターハンター


→ ついったーニコニコ動画pixiv



堀井雄二

ついったーこそ 新しいMMORPGだと思うんですよ
自分のプロフィールを装備して、ネットの世界に冒険に出て
知らない有名人をフォローして 声をかけて リアクションが貰えたら嬉しい」

と 発言


情報社会学者 ハマノ先生も

ニコニコ動画は ゲームだ」

と、言っている。



・コミュニケーション重視 と言う事は・・・


コミュニケーション  作品性

→ 作品性は、「ネタ化」される。

 例) けいおん!
   → 内容が濃いわけではないが(空気系 と呼ばれている)
    「あずにゃんぺろぺろ」と言いあっているだけで なんとなく楽しい


→ 更に コミュニケーション偏重

 例) ニコニコ動画
   → 作品の中身に目を向けていない 
    (動画を肴に 書き込めればいい)





・結論


昨今の風潮 ・・・   コミュニケーション > 作品性

ノベルゲーム ・・・  コミュニケーション < 作品性



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●ノベルとして・・・


・作品性の停滞

昨今のノベルゲームは、「月姫」「ひぐらし」から 抜け出せていない

大作志向
伝奇
ゲーム的リアリズム (例 ループ物)
サバイブ系

などなど



・批評言語の未発達

ノベルゲームの記事を載せているサイトはたくさんあるけれども・・・

→ 「ここは、こう言う意味がある」
  「この作品は、こういう意図で作られたんだ」

 と言う 議論が行われない。

→ 聞こえるものは、作品の感想 止まりである。


→ 業界内で 作品を「褒める」行為が浸透して居ないのではないか?

→→ そのような業界では、作品性は 停滞しがちになる


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●結論


ノベルゲームは 時代遅れである。


ゲーム としても  (コミュニケーション性の欠如

ノベル としても  (作品性の停滞する環境







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●講演者による 一つの解答


・ノベルゲームの ”ゲーム”である事を 捨てるのはどうか?

→ ノベルゲームの制作者は ゲームを作りたいからノベルゲームを作っているのでは無く
 そのシナリオを実現したいために、ノベルゲームを作っているのでは?

→ ユーザーも、ゲームを遊びたくて ノベルゲームを遊んでいるのでは無いのではないか?


→→ 実は 皆、薄々気づいているんじゃ無いですか?
  なので あえて、それを この場でプレゼンしてみました。



→ ”ノベルゲーム”と言う名前を捨てて、”ビジュアルノベル” としてみないか?




・ゲームを捨てた時の 可能性

ノベルゲームの前提が不要になるかも

→ 萌え 、 エロ 、 立ち絵


大作志向 から脱却できるかも

→ ゲームの場合、長く遊べないといけない と言う意識がある
→ ノベルの場合、短編 などもあり 評価されている。




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●質疑応答 で聞いてみた


・ノベルゲームに コミュニケーションは無い と言われていたが
ひぐらしのなく頃に」は コミュニケーションがあったと思う。
それについては、どう考えていますか?



→ 確かに 「ひぐらし」は コミュニケーションがありました。
 しかし、「ひぐらし」程の人気があったからこそ コミュニケーションが生まれたのでは無いか?

→→ 「ひぐらし」の様な形で コミュニケーションをできるようにするのも 一つの解答です。

→→ 今回のセミナーでは、それとは別の解答を挙げました。
 

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