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その昔、「デュエリストジャパン」と言う雑誌がありまして
(1998年 ~ 2001年くらい)
MtG(マジック・ザ・ギャザリング)に特化した雑誌で
中はもちろん マジックの記事ばかり
新カードの記事や、各種コラムはもちろん
マジックのゲームデザイナーによる、ゲームデザイン記事など
いまだに読み応え満点な雑誌で、休刊になったのが惜しまれる 良い雑誌でした。
そんな 「デュエリストジャパン」から、ある意味有名な記事を紹介
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●デッキ・クリニック
読者から投稿のあったデッキを診断するコーナーです。
”終わりのない”デッキ
詳細は省きますが・・・
緑白で、「尽きることなくデッキを再利用し続ける」が コンセプトのデッキ
しかし、いろいろな事をやろうとした あまりに
焦点が定まらず イマイチなデッキになってしまった との事
このデッキに対して、どんな診断が行われたか と言うと・・・
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●ロバートの回答
・はじめに
上記のとおり、焦点が定まっていない事を指摘
その上で
「デッキの戦略を研ぎ澄まし、不必要な要素を思い切って削ぎ落とし、効率を著しく向上
より焦点のはっきりしたカードを追加して、デッキを修正した」
との事
・マナソースの絞り込み
この頃、特殊地形は破壊される恐れがあり
このデッキに入っている基本地形は 13枚。
これでは、頼りない事を指摘
「そこで、これらの不適切なマナ供給源を、もっと信頼できる確固とした基本地形と入れ替えた。
そう、18枚の<山>だ。」
・デッキスピードの向上
この頃、デュエルが どんどん高速化していて
低コスト帯のカードが重要であるに関わらず、投稿されたデッキにはそれが希薄である事を指摘。
序盤の選択肢を増やす事にした。
「赤1マナで出せる <ジャッカルの仔> <モグの狂信者>の追加
赤2マナ枠では <鉄爪のオーク> <投火師>の追加
この時点で私は、このデッキには中盤以降 有効な攻撃手段が欠けていることに気づいた。
だが、この問題は<ボール・ライトニング>を4枚入れる事で 簡単に解決する。」
・クリーチャー除去カードに目を向ける
投稿されたデッキには <剣を鋤に> <平和な心> が入っていたが
もはや、白マナの供給源が残っていないので 代わりに<ショック> <火葬> を入れる事にした。
・墓地操作カードを見てみる
また このデッキには <Regrowth> <エルフの隠し場所>と言った 墓地操作のカードが入っていたが
残念な事に、緑マナの供給源も無いので 墓地活用呪文として<ボガーダンの鎚>を入れた。
・終わりに
こうして完成したデッキは、焦点がしっかり定まって
序盤の攻撃と防御手段も備わり、中盤以降の打撃力や終盤のゲームを決める要素にも事欠かないものになった。
今回は、未調整のデッキに対してマナを絞り込み、驚異の除去手段と防御を洗練させる事で
トーナメントでも十分に戦えるデッキに仕上がったと思う。
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ここで ポルナレフさんより 一言
「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
緑白デッキの診断をお願いしたら
赤単のデッキができあがった」
これは ヒドイ
(診断前 と 診断後で、残っているカードは1枚も無し)
この記事について、編集部のコメントでは
「今回のデッキを託されたとき、ロバートは ちょっと興奮して冷静さを失っていたんじゃないかと
我々は考えている。」
と フォローしていた。
当時を知る人なら 「ああ、あれね」
と語り草になっている そんな記事の話でした。
ついったー
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