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リンダキューブ









PSアーカイブで最近プレイしました。
かなりハマりこんだので、レビューです。
(1997年)


全体的な感想としては

・動物集めが面白い
・シナリオA、シナリオBから シナリオCへの誘導がウマイ


です。

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●どんなゲーム?

ジャンルは 「サイコスリラー&ハンティングRPG


リンダキューブリンダキューブ









8年後、巨大隕石がぶつかり滅亡する惑星ケニア が舞台

主人公のケンリンダは、その8年の間に 動物を集めまくり 箱舟に乗せる
そんなゲームです。


公式より


・主人公は勇者ではない
・魔王やそれに類する世界の脅威となる「敵」が存在しない
・惑星の滅亡を阻止する事が出来ない。


 当時は王道RPGばかりのご時世だったため
なかなか新しいコンセプトだったのだと思います。
(原作のPCエンジン版は 1995年)


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●動物ハンティング

このゲームの目的どんどん動物を捕まえる事です。
全120種類 オス・メスで計240匹


動物の捕まえ方も いろいろあり

・フィールドにうろついているのを捕まえる
は普通として

・ダンジョンを各種巡って 捕まえる
を仕掛けて 捕まえる

から

代行ハンターを雇って 集めてきてもらう
オークションで大枚はたいて 買う

まで いろいろ


動物も、「ある季節にしか現れない奴」や 「かなり特殊な条件の時のみ現れる奴
などなど、動物集めがかなり楽しいです。


リンダキューブリンダキューブ








リンダキューブリンダキューブ








(ちなみに、出てくる動物は ブタとかニワトリとか そんなのばかりです。
名前以外は 似ても似つかぬ化け物だったりしますが・・・

上の例でも 左がトドで 右がカバ



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●捕えた動物の使い道

全てのゲームシステム動物を中心にデザインされています。


捕えた動物についても

オス、メス 1匹ずつは 箱舟に乗せるとして それ以上に捕まえた動物については いろいろな使い道があります。


・売ってお金にする
にして 食べる
武器、防具に加工する
猟犬にして 一緒に闘う
 (一部の動物)


お金装備の入手も 基本はこれなので どの動物を何に回すのか? の算段が必要
(そんなに多くの動物を保持できない事もあり)



全ての要素が動物に帰結する と言う
ゲームシステムのブレなささ が良いですね。


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●3つのシナリオ

こんな動物ハンティングゲーなのですが、
いきなりやれと言われても要素が多すぎて どうすれば良いかわからないと思います

が、そこへの誘導が とても見事でした。


シナリオA」「シナリオB」「シナリオC」とあるのですが

シナリオA」と「シナリオB」が、サイコスリラーRPGとなっています

リンダキューブリンダキューブ





・シナリオA
リンダが誘拐された。 再び出会えた時は、殺人現場に記憶喪失になって立っていた
誘拐犯に翻弄されつつも、リンダの記憶を取り戻すため頑張る

「死体は探すより作る方が簡単なのサ。」


・シナリオB
リンダとの結婚式前夜
リンダの家に何者かが襲撃し、リンダの両親を惨殺 リンダも左腕が切り取られていた
犯人の正体や、目的は?

「愛する者が死ぬと、みんな泣くのね。」

と、なかなか きっつい話です。
人によっては、トラウマ確定



が、公式でも書いていますが、この2つのシナリオは 大きな釣り針です。

シナリオを追っている内に、大体のゲームシステムが理解できるような作りになっています。

各シナリオで舞台も
シナリオAは、「東エリア」と「西エリア」
シナリオBは、「東エリア」と「南エリア」
のみに絞りつつ、その地域を大体 周るように作られています。


シナリオAとシナリオBは、普通にプレイした場合は 4~5時間くらいでクリアできる感じ



リンダキューブ









2つをクリアした頃には、ゲームシステムは完璧地理も把握した。
動物50種類くらいが どこに居て どう捕まえるかも 知った。

では、このゲームの本番で 本当に遊んでほしいのは「シナリオC」です

ストーリーはありません
7年と言う制限時間の間に できるだけ多くの動物を捕まえてください
動物は 120種類居ます



この頃には、リンダキューブのゲーム性に夢中になっているため
純粋な動物集めゲーとして 喜んでやってしまいます。

この誘導が とてもウマいと感じました。




(また シナリオA、シナリオBで 過去いろいろあった結果 性格が歪んだり、不幸な運命を負ったキャラクター達が

シナリオCでは、過去の正しい選択肢を選んだ結果なのか
全員が幸せな姿を見せてもらえる事ができ、ほっとした気持ちになれます。

ここも とてもウマいと感じたところです)


リンダキューブリンダキューブ










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●その他

シナリオA のラストの展開はトラウマ

リンダコブラツイスト には、かなりお世話になった!

ウジ でかくてキモすぎ  こんなん部屋に湧いたら死ねる

隊長は カッコイイ

クジラが襲ってきた時は、インパクトありすぎで吹いた

クジラの売り値 さすがに高すぎだと思う・・・
あいつ捕まえたら、財政の苦労がなくなる。

腐った肉持っていると ハイエナが襲ってくるとか ウマいなぁ~ と思った

シナリオCは ハリキリすぎて 初めの2~3年くらいで 大体の事やり尽くして
残りの数年 かなりヒマになってしまった

ゾウモツって何?  そんな生き物居るの?

イヌだけは普通の動物なのは 人間が外から家畜として連れてきて
それが野生化して繁殖した と言う世界観の理由付けがスゴイと思った。



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そんな感じの リンダキューブ
この一ヶ月くらい ずっと動物集めをするくらいハマりました。


シナリオC」は 120種類の捕獲を成功


おまけの「シナリオD
これは、制限期間1年間(シナリオCは7年)
その時間の中で 何匹の動物を捕まえる事ができるのか?

かなりキツい時間制限なので ちゃんと効率よく動かないと全然動物を集められない
(しかも、惑星が滅ぶまで後1年なので ほとんどの住民は この惑星から脱出していて
店なんかも全部閉まっている状態)



そんな「シナリオD」も 119種類の捕獲に成功しました。
(捕獲する順番を間違えてしまい 「パンダ」だけは 捕獲に失敗した)




それくらい ハマったゲームでした。

ゲームデザインで遊ばせるゲームは とても大好物です。
しかも、そのエサとして「シナリオA」「シナリオB」を用意する流れも とてもウマい


ゲームデザインにほれ込み
世界観(キャラクターやストーリー部分)も かなり好きになりました。


 


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