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フリーゲームのRPG  「魔王物語物語
http://members.jcom.home.ne.jp/wtetsu/maou/

その感想です。

システム紹介については ↓ 
http://sekigames.gg-blog.com/Entry/107/  )
(番外 同人誌 「魔王物語物語のつくりかた」については
http://sekigames.gg-blog.com/Entry/115/

あ、ちなみに 基本的に 攻略情報無しでプレイしました。


魔王物語物語魔王物語物語






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●敵の個性の出し方

敵モンスターの個性の出し方 と言えば
(見た目を除いて)、各パラメーター とか 攻撃方法 とかです。

しかし、このゲームでは 「シンボルエンカウント」「おもしろエンカウントシステム」から プラス 1要素がありました。


敵Aは、「フィールド上を ランダムで歩き回る
敵Bは、「ゆっくりと プレイヤーに向かって近づいてくる
敵Cは、「普段は動かないけど
     エンカウント猶予期間になると
猛烈な速度でプレイヤーに迫ってくる
敵Dは、「普段 フィールド上には居ない。
      エンカウント猶予期間の間だけ
出現する。」

などなど、

フィールド上で、どのように振舞っているか? が各モンスター毎に違います

これがうまい!

敵Aをかわしながら、先に 敵Cを倒して その後、敵Aを倒そう
(敵A と 敵C を同時にエンカウントすると ヤバイので)

など、戦闘が始まる前のフィールド移動中から
こう移動して、この敵とエンカウントして・・・
次にこう移動してから、この敵を・・・
」 と考えている自分の姿が


エンカウントしてから戦闘開始までが、戦闘の重要な要素であるこのゲームにおいて
フィールド上のモンスターの動きを個性付けをする と言うのは、このゲームの戦闘の面白さを引き立たせていました。



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●レアアイテム

難易度高いゲームの達成感を与えるご褒美として、レアアイテムがあります。

制作者HPにも、「こんなレアな物が用意されています、取れるものなら 取ってみろ」と紹介されています。
http://members.jcom.home.ne.jp/wtetsu/maou/

これは、ゲーマー心が くすぐられました。

(制作者コメントより

場所はわかりやすいが、たどり着くまでがしんどい。」
地味にわかりづらい位置に配置されている。
初回プレイではとれないかも。
地味にわかりづらい場所にある。
見つけたらすごい。」  )


????ード」「?ガー」「ア??の服」「???ィリア」「悪??羽」「幸???サギ」「から
辺りは、ノーヒント 自力で見つけれたので ちょっと自慢です。
(偶然の結果を含む)


それにしても、「エルオ????鬱」の条件は「制作者正気か?」と思いました
(褒め言葉。 ゲームデザイン的にちゃんとした理由があって用意したのが良く分かります)



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●制作者の誘導がうまい


ゲームの説明の冒頭に
プレイしているうちに自然と理解できる作りになっています。

と、書かれています。
まさに その通りでした。


その他にも、「隠し通路の場所」「隠しアイテムの場所」なども
よく考えれば、ちゃんと気づけるように 作っているのが良かったです。

気づいた時には、見事に「自分は この謎を解いたぞ」と錯覚されてくれます。



今は無理だけど、後で できるようになるんだ」 と期待させる作りもうまく

”序盤から見えているけど、後半にならないと手に入らない宝箱”
”攻撃力が一定以上高くないと開けない宝箱”
”攻撃力が一定以上高くないと開けない扉”


などが配置され、今後に対する ワクワク感を煽っていました。




後は、プレイヤーをうまく誘導し 殺す箇所
http://sekigames.gg-blog.com/Entry/110/

(これで、プレイヤーに印象を強く与える)



など、全体的に 制作者の誘導がうまいなぁ と思いました。
これは、本人のバランス感覚によるものでしょうか?

あやかりたい



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●勿体ない所

・とっつきが 良くない所

ゲーム開始時から 何も情報が与えられず 放り出されます
ので、いきなり 右も左もわからずに 全滅する事も

大きな面白さである 「なんでも装備システム」を楽しめるようになるまでも 若干時間がかかり
(アイテムがある程度揃うまで)

面白さがわかる前に 脱落していったプレイヤーも少なくないのでは? と思います。


面白さがわかるまでは、高難易度の殺すゲームである事は 隠していても良かったのでは?
洞窟物語では、そうしていましたね)




・なんでも装備システム の自由さ

このゲームのバランスは、「なんでも装備システムによるパラメーターを基準にバランスを取られています。

ので、このゲームは 高難易度のゲーム である事が相まって
なんでも装備」において、ある程度 最適解で臨まないと かなり難易度が上がりました

僕のプレイスタイルは、最適解では無く ちょっと遊びを含んだ装備を選ぶ事が多かったのですが それで遊ぶには、なかなか大変でした。

(そのために、Lvを上げて 無理やりごり押した所はあります)


それにしても、「武家女房」は 強力すぎる




・隠しダンジョン

ゲームクリア後に「隠しダンジョンで 絶望が待ってます
と言われ ワクワクしながら臨みましたが

ちゃんと、HP・MP・回復薬 のリソース管理を徹底して進めると
それ程、苦もなく進めました



絶望 = 「ドラクエ2のロンダルキアダンジョン」を連想する自分ですので ちょっと拍子抜け。

ただ
ドラクエ   = 全滅すると、所持金半分で復活
魔王物語物語 = セーブデータから やり直し

ですので、これが 丁度良いバランス なのかも知れません

(これが惜しかっただなんて、僕は どれだけマゾなんだ)


・・・隠しボスは絶望でした。



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こんな感じで かなり堪能しました。

最近、僕がゲームを遊ぶ上で大切にしているのは ”達成感”ですが
存分に ”達成感”を味わせてもらいました。

感謝


隠しボスは倒せていません
攻略情報無しでは、ここが越えられない壁みたいです

ヘタレで ごめんなさい



しかし、このゲームを遊んで 最大の問題だと感じたのは

ヘタなコンシューマーゲームより面白いゲームが、フリーで存在する と言う事ですね。


(魔王物語物語と並行して、ある携帯ゲームRPGを遊んでいましたが ”楽しめた感”の点では 明らかに負けていました。
 キャラクター、シナリオを凝るのもいいですが ゲームそのものも面白くないと・・・)

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